優しい約束のコーヒーショップ

今日、コーヒーショップへ豆を買いに行った。今月末の閉店が決まっている店で、今の家に引っ越してきてから2年ほど通った大好きな店だ。

店のご主人は70代のロック好きなおじいさん。わたしもロックが好きなのと、父の影響で往年のロックスターも少し知っていたこともあって、ロックの素晴らしさについてよく話をした。買った豆をひいてもらう間や淹れてもらったコーヒーを飲んでいるときに、ゆったりとした空間と良い香りのなかでするロック話は、いつも最高だった。

おじいさんは今月末に店をたたんで、息子さんの暮らす東北へ引っ越してしまう。向こうでの暮らしが落ち着いたら、また小さなコーヒーショップをやりたいんだそうだ。それはきっとまた素敵なお店になるんだろうなぁと思った。

寂しくなりますね、と言うとおじいさんは東北へ行ったことがあるかと私に尋ねた。わたしは、行ったことがないと答えた。

そしたらおじいさんは、また同じ名前でコーヒーショップを開いてホームページをつくるから、たまにお店の名前を検索してみて、と言った。検索してみてヒットしたら、気が向いたら旅行でおいで、と。なんてふんわりした優しい約束だろう。ちょっとほっこりしたけどやっぱり寂しくて、私は、今はインスタやTwitterがあるよ、と伝えてみたけれど、あまりピンときていないようだった。このままではきっとホームページだけを開設するだろう。

あと何度かはお店へ通うつもりだから、インスタやTwitterの良さを伝えようと思う。けど、リアルタイムじゃなくふと検索してみるホームページの約束も、なんだか素敵な気がしてきた。

休日を有効利用する難しさ

本業で生活のために外へ出る以外は自宅か近隣のゆっくりできる場所で目標に向けた勉強をするか数年の日課としている小説の執筆をすると決めていて、今日は特に遠出の用事もなかったので家を出ずに家事と机に向かうために時間を使うことにした。

家で出来る用事に時間を割くタイミングでいつも感じることは、生活の中で最も優先したい作業を時間の許す中で達成するのは意外と難しいという事実にある。僕の中で人生の第一目標は生活という意味を除かせてもらえるなら小説の完成にあるのだけれど、人間というのは気難しいというか、わがままなものなので、時間を許されているというだけで目標からわざと自分を遠ざけてしまう。

今日は昼頃から頭を使うことを避けるため、言い訳代わりに家事を済ませてしまって、ある程度の満足がいくまで家の事を済ませたら気持ちも落ち着いてしまって、逆にするべき事を出来なかった不全感だけが残った。昔、谷川俊太郎さんが頭を空っぽにしなきゃ詩は浮かばないって書いていたけど、僕の場合はただ時間を放り投げてるだけなんだなと思って、いつも通り落ち込んだ。

贅沢な休日

仕事が休みなので昼まで寝てしまった。いや、正しくは1度いつも通り7時半に起きたが、今日は早起きの必要は無いと気づき、そのままスマホをチェックしながら二度寝してしまったのだ。布団の中というのはなんて心地の良い空間なのだろう。

頭がすっきりする頃には時計の針は頂点を過ぎていて、外からは犬と子供の声が聞こえた。そのまま布団のなかでごろごろ過ごし、空腹に気付いたのでやっと起き上がる。適当に冷蔵庫に入っていた果物をかじり、ぼーっとテレビを眺める。積み上げられた手つかずの雑誌や本をなんとなく手に取ってみる。

すると気づけば外は暗くなっていて、隣家の夕飯の香ばしい香りが漂ってくる。今日は和食が食べたいなと思い立ち、スマホで寿司をオーダーした。届いた寿司を食べながら、なんて贅沢な休日なのだろうと思いを馳せる。また明日から頑張れそうだ。

最近は余暇が比較的に多いから、近い将来の事について空想しようかな

そこそこ前からピアノを弾きたいと思ったり、作曲をしてみたいなと思っていたので、まずは事はじめとして、前から気になってあた好きなピアニストさんの演奏の動画をネットで観て聴いて、モチベーションを高めて、将来への自己投資として、ピアノについて事を進めてみる事にしました。

世界的にも有名なフジコ ヘミングさんと、辻井 伸行さん演奏の、ラ カンパネラの演奏を楽ました。

フジコ ヘミングさんの演奏は前々から聴いた事があって、演奏されるピアノの演奏は、彼女の海外での苦労しながらピアノ続けてきたというドキュメンタリー番組を観ていたので、その個性的な人生観が曲に織り込まれているかの様で、感動!しかも難しい指遣いの王道的な曲をさらりと弾いて魅せる所がなんともいえず、更にピアノを自分でも弾いてみたい!と背中を押してもらったかの様。

一本、辻井 伸行さんという、目の不自由な方が、手先と体で感じ取る感覚を最大限に使って演奏する姿がドラマチックで、鳥肌が立つ程にヒトの心を揺さぶる様に聞こえる。体と指先で奏でる演奏ぶりをみると、自分にこの曲を弾くだけの力なあるかな?とギブアップしてしまいそうでしたが、多くの曲を弾くのではなくて、このヘミングさんや辻井さん独自の世界がある様に、自分の世界で弾ける様にライフワークとして、チャレンジしてみたいです。

壊れて使えなくなっていたピアノキーボードがやっと治って演奏出来る様になったので、ちょうど時間が沢山とれるので、チャレンジしたいと思います。
何年かけてでも弾ける様になる!