休日を有効利用する難しさ

本業で生活のために外へ出る以外は自宅か近隣のゆっくりできる場所で目標に向けた勉強をするか数年の日課としている小説の執筆をすると決めていて、今日は特に遠出の用事もなかったので家を出ずに家事と机に向かうために時間を使うことにした。

家で出来る用事に時間を割くタイミングでいつも感じることは、生活の中で最も優先したい作業を時間の許す中で達成するのは意外と難しいという事実にある。僕の中で人生の第一目標は生活という意味を除かせてもらえるなら小説の完成にあるのだけれど、人間というのは気難しいというか、わがままなものなので、時間を許されているというだけで目標からわざと自分を遠ざけてしまう。

今日は昼頃から頭を使うことを避けるため、言い訳代わりに家事を済ませてしまって、ある程度の満足がいくまで家の事を済ませたら気持ちも落ち着いてしまって、逆にするべき事を出来なかった不全感だけが残った。昔、谷川俊太郎さんが頭を空っぽにしなきゃ詩は浮かばないって書いていたけど、僕の場合はただ時間を放り投げてるだけなんだなと思って、いつも通り落ち込んだ。