新卒女性タクシードライバー

私は専門学校を卒業するまであと3か月くらいの時に東京の大手タクシー会社にタクシードライバーとして新卒採用となりました。

学校で学んでいた分野とは全く違いましたし、まさか自分が新卒でタクシードライバーをするなんてちっとも考えていませんでした。

専門学校を卒業する年の12月、私は希望する業界や職種に応募しては落ち続けていて、かなり焦っていました。そんな時に見つけたのがタクシー転職成功ガイドの新卒求人でした。その会社の求人ページには、2020年の東京オリンピックに向けて業界を変えてくれる若い人を求めていることが書かれていました。求人に興味を持った私はその会社の会社説明会に参加しました。

実際に会社説明会に参加した私は、それまで受けてきた様々な会社の緊張感のある雰囲気とは全く違う、明るく楽しい雰囲気に驚きました。採用担当の方々は友達のように気さくで、なんでも質問しやすい印象でした。選考自体も他の選考者と協力しながらすすめるものが多く、選考を通じて他の選考者と自然と仲間意識が強くなりました。その結果、この会社でタクシードライバーとして働きたいという気持ちが強くなり、無事に採用が決まりました。

4月に入社式を終えて研修を受けたあと、6月から実際に東京でタクシードライバーとして仕事を始めました。始めたばかりの頃は道や建物が全くわからず、毎日お客様にご迷惑をおかけしないか不安でした。

しかししばらくすると少しずつ分かる道や建物が増えて、運転していて楽しいと思えるようになりました。また東京の道や建物に詳しくないことを伝えると、丁寧に道案内して下さるお客様も多く、温かい気持ちになりました。目的地に到着した時にお客様から「またあなたにお願いしたい」と言っていただいたり、営業所にお褒めの連絡をいただけたと知った時は本当に嬉しかったです。

ただ、もちろん楽しいことばかりではありませんでした。狭い道に入った時に切り返して出なければいけない場面で技術が足りずに、何度かガードレールや電柱にぶつけてしまいました。また目の前でバイクと車の接触事故を見てしまい、運転することが怖くなりました。

最終的にこの仕事は自分に向いていないと判断して今は違う仕事をしていますが、東京でタクシードライバーの仕事を経験出来てよかったと思っています。